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東洋刃物について

東洋刃物について

東洋刃物を支える、未来の主人公たちへ―

スタートはベンチャー企業

1925年に操業を開始した東洋刃物は、90年以上の歴史があり、工業用機械刃物製造の分野では国内トップクラスのシェアを誇る老舗です。
そのスタートは、東北帝国大学(現・東北大学)との共同研究開発からはじまった、輸入に頼っていた工業用機械刃物の国産化を推進するための、いわゆるベンチャー企業でした。
以来私たちは今日に至るまで、国内産業の発展に貢献してまいりましたが、それは果敢な挑戦の日々の連続といえます。

奥深い刃物の世界

刃物鋼材の開発は、常に用途に合わせた鋼材成分を研究していかなければなりません。鋼材は切断する素材や使用する環境などにより、さまざまなバランスを考えていく必要があります。切れ味だけを考えるとすれば、硬度を増せば良いのですが、その分ポキッと折れやすくなる、といった具合です。私たちのお届けする商品は、大部分がオーダーメイドです。形状・材質など品質に直接関わる部分から、納期やコストに至るまで、常に現場では創意と工夫を働かせています。
たとえば私たちの技術は、南極の氷床深層を掘削するための掘削刃に使われています。南極という前代未聞の環境にて使用できる掘削刃の開発は困難を極めましたが、試行錯誤のうえに開発に成功、南極の掘削作業に貢献することとなり、このとき培った技術が、また新たな付加価値を生む商品に応用されていくのです。

震災からの復興

2011年3月11日に発生した東日本大震災で、仙台市宮城野区にあった本社と、多賀城市の多賀城工場が、壊滅的な被害を受けました。製造拠点を失い一時は苦境に立たされましたが、それでも全従業員およびその家族・OBの方々が一丸となり瓦礫の撤去からはじめ、同業他社やユーザー様からもご支援いただき、再建への一歩を踏み出し始めました。また、本社を富谷市に移転し、工場生産体制を集約した結果、2017年3月期決算では3期連続の黒字を達成しました。
本格回復までは道半ばですが、こうした苦難を乗り越えることが出来たのも、東洋刃物での仕事に対するプライドと誇り、お客様からの期待と信頼があったからこそだと思います。
そして私たちは、共に明るい未来を切り拓く仲間たちの登場を、待ち望んでいます。

100周年に向けた、新たな挑戦

あらゆることに対する興味と理解から新しい技術が生まれます。東洋刃物には90年以上培った技術がベースとしてありますが、更なる付加価値を生み出す商品作りのためには、新しい感性も欠かせません。
そして東洋刃物では、今後多くの可能性を秘めている様々な研究が始まっています。
また、更なる企業価値の向上を図るために、2016年3月に地域中核企業活性化投資事業有限責任組合と資本業務提携を実施し、原価・生産・拡販・開発とあらゆる改革に新たな手法で取り組んでいます。

求められる人材像

私たちは、採用に関して、
3つの要素に注目しています。

1.コミュニケーション能力

相手の考えや言いたいことを察知・理解し、かつ自分の思っていることや状況などをわかりやすく伝えることができる能力です。
仕事を進めていくうえで、上司や先輩と問題意識を共有し、あるいはお客様の要求に応えていくためには、どちらか片側から一方的に情報が与えられるのではなく、双方向の交流により相互に理解することが不可欠です。
「あいさつ」などは相互理解の入口であると考えています。

2.自発性・主体性

ただ漫然と仕事をこなすのではなく、自分なりの課題を見出し、目標の達成に向けて取り組む姿勢のことです。
誰かの指示がなければ動かないのでは、今日のように変化の激しい環境に対応していくことはできません。一人ひとりが様々な視点で発想し、主体的に考え、行動していくことが必要です。

3.探究心・向上心

働くということは、実は学びの連続です。そのため、新しい知識や技術を身に付けることが苦にならず、わからないことにも積極的に取り組むことで常に成長していこうという向上心が大切です。
また、時に困難な問題を目の前にしても、試行錯誤しながら粘り強く解決策を考えていくことができる探究心も必要です。

会社は風通しも良く、若い人にも非常にやりがいのある環境が整っています。特に教育制度と福利厚生は充実しており、職種も技術開発部門・製造部門・営業部門・管理部門と多種多様ですので、文系・理系問わず、広く人材を募集しております。
あと数年で、会社創立100周年の節目を迎える東洋刃物。その「主人公」になるのは、若い感性を持った「あなた」です。
私たちと共に、ぜひ頑張っていきましょう。