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東洋刃物の設備紹介

浸炭炉

3,200mmまでの刃物を焼入れすることができる、国内唯一の立て型浸炭炉となります。
特に、歪が大きく発生しやすい長尺物の製品に有効で、弊社独自の技術により歪みを抑えた上で、安定した硬化層を確保することができます。

ハイブライト炉

国内最大級の長さ(6,000mm)を誇る熱処理の炉となります。
ロウ付はもちろん全鋼品等の熱処理にも対応可能です。(窒素ガスを充填し、-40℃の露点雰囲気中で加熱、冷却を行います)
熱処理後の製品の表面は真空炉に近い光輝性となります。
温度管理等は現在までに培ってきた弊社ノウハウの蓄積により管理しており、高品質・安定感のある熱処理を行うことが可能です。

ソルトバス炉

塩化バリウムや食塩を溶融した(ソルト液)炉の中に製品を投入し、加熱⇒急冷を行う熱処理の炉となります。
非常に熱伝達性に優れていることが大きな特徴で、熱を製品へ均一に伝達することが可能です。
熱を均一に伝達することにより硬度ムラや歪み、焼き割れのリスクを低減することが可能です。

歪み矯正

熱処理にて発生した製品の歪みを除去する工程で使用します。
歪みの現象は多岐に渡り、どの方法が対象の歪み除去に適しているか見極め、弊社独自の技術により歪み除去を行い、お客様に製品をご提供しております。

丸刃刃付け研削盤

丸刃研削を目的とした研削盤となります。
弊社オリジナルの研削盤をはじめ、様々な研削盤を駆使して研削をしております。
ゲーベルスリッターナイフからスコアーナイフまで様々な形状・刃角・材質の丸刃に対応可能です。

超精密平面研削盤

約4,000mmの超高精度製品を研削できる研削盤となります。
研削盤内の電磁チャックに製品を装着し、テーブルをストロークしながら厳選した砥石にて超精密研磨をします。
長尺品にも平面度・平行度等の精度に対し、ミクロン台の加工を追及でき、お客様から頂くハイレベルなご要望にもお応えすることができます。

旋研機

専用の研削補助部品(治具)に製品を取りつけ、軸を中心に旋回しながら異形製品の研削を行う研削機械となります。
旋研機を使用することにより特殊な異形状品や大径品(R900レベルの加工等)の製品加工等も実現可能であり、お客様のご要望に幅広くお応えすることができます。
機械の仕様は弊社の特殊仕様となっております。

手仕上げ

機械加工では難しい繊細な特殊製品の加工に関して、一品ずつ手作業で行う工程となります。
職人ならではの視点・ノウハウにより、どの部分を削るべきか、またどのレベルで仕上げるか的確に判断し、仕上げを行っております。

ラップ盤

厚みを高精度に仕上げる研削盤となります。
上下回転運動により厚み仕上げを行う仕様となります。
ラップ盤を使用することにより、お客様からご要望頂くミクロン台レベルの厚みの対応が可能です。

検査機器

  • 三次元測定機
  • ロックウェル硬度計
  • デジタルマイクロスコープ
  • 走査型電子顕微鏡
形状測定機

様々な検査機器を弊社は保有しております。
例えば、三次元測定機は、X,Y,Z軸により立体的に製品を捉え、寸法測定等を行います。
その他、硬度を測定する硬度計や形状測定機も導入しており、製品要望に応じた測定が可能です。
上記の検査機器を使用し、安定した品質の製品をお客様にお届けできるよう、常に心掛けております。